修理・修復
御仏像の修理・修復の工程
[箔押仕上]
1.現況を記録
写真撮影及び各寸法を計測します。
仏身底部他台座等に記録があれば書き留め
又は写真を撮ります。
2.温湯にて洗浄、分解、乾燥
寄木部分分解。塗り、箔部分を剥落し、
木地の状態にします。接着部分のにかわ等も洗浄し乾燥させます。仏身等内部に記録があれば、書き留めまたは写真を撮ります。
3.玉眼部分は新たに点眼
腐蝕部分は切替えし、不良・不足部分は
彫刻補充します。
4.木地〆接着
腐蝕部分は切替えし、不良・不足部分は
彫刻補充します。
5.接着部等に木屑を詰め、
乾燥させます。
6.塗り、磨き出し、本金箔押
硬地 下地塗り→木地 中塗り、磨きだし→
うるし三分上塗り 本金箔押(一号三枚掛け赤口)肌粉(コマカ赤口金消粉)仕上げ。
7.衣部分に細かく模様を載金で描きます。(極上仕上げ)
加工工程
修復に必要な様々な加工も、
自社職人による熟練の技で
丁寧に施します。
【漆塗り】
蒸した漆部屋で、職人が1週間から
2週間仏具1点1点丁寧に塗り上げます。
この工程を繰り返し完成です。
【彩色】
仏像を装飾していきます。
目を入れ、職人の魂が吹き込まれます。
【箔押し】
下地、中塗、上塗後、本金箔押仕上
【彫刻】
元地に下地を張り図案、
書を掘っていきます。
約10から30日を要します。
【漆彩色】
職人が丁寧に色を入れていきます。